メフィストのお手入れ法


 メフィストのシューズやサンダルは汚れがつきにくく傷みにくく、コツさえ掴めばお手入れはホントにこれでよいのか!というくらい簡単です。
 低品質な皮革は繊維の隙間が大きく使用すればするほどその隙間は大きくなって汚れが入りやすくなりますが、高品質なものでは皮革繊維の隙間は水の分子よりやや大きい程度で長期間使用してもそれはほとんど変わりません。その差はとくにヌバックなどの起毛素材で顕著に表れます。

スムースやシュリンクレザーの場合
  • 用意する物

    1.ブラシレザーグローブ
    2.ラノリンクリームカラークリームなど保革クリーム [栄養補給]
    3.保護スプレーなど [汚れ防止](必要に応じて)
    4.ローション [汚れ落とし](必要に応じて)
    5.乾いた布など

  • お手入れのポイント

    1. まずは履く前に保革クリーム(好みに応じて補色クリームも可)でお手入れをしておきましょう。ビフォアケアなどともいいます。
    保革クリームにはディアマンテ、ゴールドプレミアム、プレミアムローション、メフィストブランドのラノリンクリームなどがあります。それぞれ効果に特徴があるのでこちらの比較表を参考に好みに応じてご使用ください。
    とりあえずはラノリンクリームカラークリームがお勧めです。
    手っ取り早く保護スプレーをかけておくのもオッケーです。
    ビフォアケアで汚れは断然付きにくくなります。

    2. 普段のお手入れで最も重要なのはブラッシングです。革のしわ部分やとくにソールとアッパーの境目やステッチ部分などはホコリや油汚れなどが溜まりやすく、それらをブラシではらっておくだけでも靴の耐久性はぐんと増します。

    3. 革にしっとり感がなくなる前に保革クリーム(色褪せ防止にはカラークリームなどが効果的)で栄養を与えましょう。
    保革クリームを使用するタイミングは靴の使用環境や条件・個人差によって週に1〜2回程度から数ヶ月に1回程度とかなり差が出ます。革の表情を見て適当なタイミングを掴みましょう。
    また、ローションタイプのクリーム(プレミアムローションなど)やクリーニング専用のクリーム(デリケートクリームなど)は革にこびり付いた油汚れなども効果的に落とせますが、たいていの保革クリームは汚れ落とし効果も兼ね備えているので適度に使用していればそれだけで十分です。

    4. 保革クリームが革に浸透したら布などでから拭きします。
    さらにレザーグローブなどで磨くことで自然なツヤと質感をより長く維持することが可能です。
    レザーグローブは何度か使用しているうちにクリームの成分を保持するので、レザーグローブだけで磨いてもそれなりに効果が現れ重宝します。

    5. 雨や雪の日など水や油の付着が気になる場合には保護スプレーレザージェルの使用が効果的です。ただし、使用後2~3時間おいた方がよいのでご注意ください。

    6. 雨や雪などでシミができたり靴の中の汚れが気になる場合には水洗いも効果的です。こちらを参考にしてみて下さい。ちょっとしたシミ程度だったら軽く絞った濡れタオルで皮革表面を軽く叩くと目立たなくなります。
    靴を洗ってみよう



ヌバックやスエード・ベロアの場合

その他のお手入れ
  • 靴底のお手入れ

    1. とくにポリウレタンなどを使用している靴底は油汚れや高温多湿(梅雨期から夏を跨いで風通しの悪い場所での長期保管)などの環境下で急激に劣化する場合があります。長期間使用しないときはソールもブラシや水で濡らしたタオル(雑巾でオッケー)などで汚れを落としてよく"乾燥"させてから"風通しの良い場所"に保管することをお勧めします。カビの発生の原因にもなるので湿度の高い時期にはとくに注意が必要です。
    長期間使用しない場合は月に1~2度は新鮮な空気に当てることをお勧めします。

    2. 革底の場合はブラシで汚れをはらってレザークリスタルや革底用のオイル(ソールトニックなど)を塗ると良いです。ただし、オイルを塗った直後は滑りやすいので注意が必要です。また、オイルは必要以上に革を柔くする場合があるので使いすぎは禁物です。


上述はほんの一例です。他にもいろいろな方法や手順があります。自分の環境や用途に合ったお手入れ法を見つけてみるのも面白いでしょう。
また、靴は身体を支える大切なツールです。いざというときに困らないためにも普段お手入れをしながら靴の状態をチェックすることもお勧めします。
靴底についてはこちらのページもご参考ください。


一歩進んだお手入れ法

1. 例えば、茶色のツヤ革に黒や赤のクリーム(カラークリームウルトラクリーム)を塗ったりすることでオリジナルのカラーとは違ったイメージを楽しむことも可能です。ただし、皮革の角質層(銀面)が摩耗して剥がれている場合にはその部分だけ色が濃くなったりするのでご注意ください。
黒のツヤ革に赤や青を塗ったり黄色を塗ったりもまたそれなりに変化が楽しめたりもします。

2. 通常のヌバック素材にオイル(ラスティカルレザークリスタルなど)を塗り込むと、なんと!ワイルドなオイルヌバックに変身!(当たり前ですが)。



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