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作成日: 05/03/20  
修正日: 05/03/20  

O脚とX脚


なんでO脚やX脚になるか

 主な原因は筋肉の衰え、または未発達。O脚やX脚に限らず人間の骨格はそれを包む筋肉が弱いと重力に耐えかねて歪みます。その歪み具合は筋肉のバランスや身体の支えとなる靴の善し悪しなどによってさまざまなものになります。足の指の歪みに代表される外反母趾なども筋肉が強ければ骨は外圧から保護され簡単にはならないものです。


O脚やX脚は靴で矯正が可能か

 結論から言うと我々靴屋のレベルでは非常に難しいです。何らかの理由により矯正が必要な場合は専門医に指示を仰ぎ、必要な動きを妨げず足首を固定する装具なども必要になります。
 巷には靴に傾斜を付けたりする矯正グッズなどもたくさん売られていたりもしますが、それらによる矯正の力のほとんどが足首で吸収されてしまうため残念ながら良い結果は得られません。むしろ足首などの関節に負担を高めることさえもあります。


O脚やX脚は関節症の元

 O脚やX脚で歪んだ関節は軟骨の片べりを起こしやすく、足首や膝などの関節症の原因にもなります。


膝

正常な膝関節は軟骨によって骨と骨の間には7mm前後の隙間があります。


 前述のようにO脚やX脚の矯正には専門医の指導と特殊な装具の着用が必要になりますが、市販の靴でも身体をしっかり支えられる安定性の高いものを使用することによって関節症の予防や痛みを和らげることは可能です。さらにウェイトトレーニングなどでバランス良く筋力を高めれば関節への負担は減り、歪んだ骨格は大なり小なり正常な状態に向かうことでしょう。



【補足と注意】
・ウェイトトレーニングについて
 誤ったトレーニングは症状の悪化に繋がる場合もあるので、とくに関節症(腰痛なども含む)など自覚症状がある人は専門のトレーナーの指導を受けることをお勧めします。






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